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雨の自然誌 [本・映画・TV・音楽など]

小雨の日が続いて関東地方は梅雨らしくなってきました。丁度、雨について

多角的に考察した『雨の自然誌』という興味深い本を読みました。


  • 雨の自然誌

    雨の自然誌

    • 作者: シンシア バーネット
    • 出版社/メーカー: 河出書房新社
    • 発売日: 2016/09/23
    • メディア: 単行本
    この本は地球や火星・金星の成り立ちという壮大なドラマから始まりますが、
    生物にとって不可欠な地球の水がいかに奇跡的なバランスで保たれ、循環して
    いるのか、その有り難さを再認識させられます。
    そして気象条件(長雨・洪水・干ばつ)と古代文明の盛衰・疫病の流行や、魔女
    狩り・西部開拓との関わりといった歴史的なトリビアや、各地で行われた雨乞いの
    儀式や迷信の数々、ジャーナリズムの先駆けにもなったという気象予報の歴史、
    雨具の発達と産業革命の影響、有名建築家が建てた家の不具合(ライトの落水荘が
    雨漏りと白カビに、ジェファーソン大統領の家は渇水対策に追われた)について、
    赤や黒色だったりカエルや小魚が降る奇妙な雨の話、雲を追い払ったり雨を降らす
    実験など、雨にまつわる多様な話に目から鱗が落ちる思いがしました。[雨]
                      ※
    雨が重要な役割を果たしたり多大な影響を与えた文学・音楽・映画(ディケンズの
    「荒涼館」、シェリーの「フランケンシュタイン」と小氷河期、ザ・スミスの曲と
    陰鬱な気候、エミリー・ディキンソンの詩、黒澤明の「七人の侍」等多数)の章も
    面白くてもっと頁を割いてほしいと思いましたが、きりがないといえばないかも。。
    冒頭と末尾にレイ・ブラッドベリの「火星年代記」「長雨」の話も登場します。[本]
                      ※
    そんなこんなで雑学的な話で終わるのかと思ったら「都市の雨」という章からは
    切実な環境問題の話になり、これが著者の専門分野なのだと気付かされます。
    雨の多い地域で氾濫原に住宅や産業施設を建てたり、乾燥した地域に降るわずかな
    雨も帯水層にしみこませずコンクリートで固めた排水溝から海に流してしまうなど、
    人間の活動と近年の異常気象の関連について身につまされる話も出てきます。
    温暖化、暴風雨、洪水、干魃は別々の災害ではなく繋がっている事、自国ファースト
    などと言っている場合ではなく世界中で連携して対策を取らないと、地球が生物の
    生存に適さない星になってしまうという危機感がより強まりました。
    う~ん、これを読むと首都圏外郭放水路もあまりよろしくないのかなあ。。[がく~(落胆した顔)]

以下は、くらもち花伝、夜のリフレーンの感想です。


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春日部で見る「翔んで埼玉」実写版 [本・映画・TV・音楽など]

映画「翔んで埼玉」ポスタービジュアル (c)2019映画「翔んで埼玉」製作委員会先日のNHK「スタジオパーク」のゲストは漫画家・魔夜峰央さんでした。

レンタルしようと思っていた魔夜さん原作の「翔んで埼玉」実写版も未だ

に関東圏でロングラン上映中と知って、「春日部ララガーデン」に見に行

きました。春日部市には何かとお世話になっているので、住みやすそうな

良い街です。・・と一応フォローしておこう(^-^*)。

ネタバレ&長文注意です!


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美女と野獣 [本・映画・TV・音楽など]

昨日TVで「美女と野獣」の実写版を見ました。山ちゃんと蒼井優さんの

ご結婚を祝したタイムリーな放映?(ではなくアラジンの公開記念です。)

ディズニーランドかと錯覚するような館に目まぐるしく動く華麗なCG、

冒険活劇のような作りは、いかにもアメリカ的娯楽作品の王道ですね。

ネタバレ注意&絵本の記録。長いです。


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NY公共図書館エクス・リブリス [本・映画・TV・音楽など]

あまりの長さに諦めかけた「ニューヨーク公共図書館エクス・リブリス」と

いう映画を鑑賞してきました。上映場所は本の街・神保町の岩波ホールです。

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89歳になるドキュメンタリー映画の巨匠、フレデリック・ワイズマン監督の

最新作。名称のパブリックは「公立」ではなく「公共」=誰にでも開かれている

という意味(運営母体は独立法人で市や州からの公的出資と民間の寄付により

成り立つ。)で、市民の誰もが歩いていける距離にあるよう作られた分館を含み

92の図書館が連携している世界最大級の知の殿堂、なのだそうです。

NY市在住・在勤なら原則無料で利用でき、観光スポットにもなっています。

(パンフレットより引用しています。エクス・リブリス=蔵書票、~の蔵書より。)



ネタバレ&長文注意です!


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ブラックホールの謎 [本・映画・TV・音楽など]

岩波ホールで上映中の「ニューヨーク公共図書館エクスリブリス」という

ドキュメンタリー映画を見たかったのですが、上映時間が何と3時間25分!

予告編に電子書籍の取り扱いについて会議で議論する場面があり、そういう

時代になったのね・・と思っていたら地元の図書館でも電子書籍が増えていた

のでした。知らなかったわ~(゚o゚;)。丁度読みたかった本が電子書籍化され

ていたので試しに借りてみました。

う~ん、慣れないから何となく読みにくくて斜め読みになってしまうけど、

字の拡大や自動読み上げ機能、即時に読めて2週間後に自動返却される所は

病気や怪我、時間がなくて外出できない時などには便利でしょうね。

巨大ブラックホールの謎 宇宙最大の「時空の穴」に迫る (ブルーバックス)

巨大ブラックホールの謎 宇宙最大の「時空の穴」に迫る

(ブルーバックス)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/04/20
  • メディア: Kindle版

以下は斜め読みした感想で文字だらけですm--m


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大聖堂 [本・映画・TV・音楽など]

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(夕陽に映える民家の八重桜と菜の花を許可を頂いて撮影。)

30数年前、パリのノータルダム大聖堂の朝のミサを見学したことがありました。

暗い堂内で仰ぎ見た薔薇窓の美しさや、パイプオルガンの荘厳な音色を、朧気

ながら覚えています。

ノートルダム寺院のクリスマス

ノートルダム寺院のクリスマス

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: インディペンデントレーベル
  • 発売日: 1994/10/01
  • メディア: CD
大切な文化遺産であり、パリ市民にとってはいつもそこに存在し、自分たちを

見守ってくれていた大聖堂の焼失・・。尖塔が崩れていく姿に世界中の人々が

ショックを受けたのではないでしょうか。とても悲しく胸が痛む出来事です。

それでも長い時間をかけて何度でも再建を目指し、時代に合わせた新しい

試みも加えていこうとする人間の逞しさに、微かな希望も感じています。

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「大聖堂」と聞くと、ケン・フォレットの小説も思い出してしまいます。

こちらは中世イングランドを舞台に大聖堂の復活に関わる人々を描いた

大河ドラマですが、読みながら建築様式の変遷がわかるのが印象的でした。

登場人物の情熱や執念、劇的な展開に引込まれて上・中・下巻を一気読み

した20年程前には新潮文庫版だったものが、現在はソフトバンク文庫と

いうから再版されているのですね(@@)。

大聖堂 (上) (ソフトバンク文庫)

小池一夫さんの訃報に驚いています・・


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チューリップ [本・映画・TV・音楽など]

チューリップは綺麗で可愛らしいのに、上から見るとどことなく異星人の顔を

思わせるものがあります。(実際会ったことはないけど)。

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並んで咲いている所はゴスペル・グループがノリノリで歌っているようでもあり。

物語では花に姿を変えた少女の冠、剣(葉)、黄金(球根)を表わしているとか。。

(「オランダのチューリップ物語」より。http://hananokotoba.com/tulip/

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上の4枚はうちのせせこましいプランターで頑張っているチューリップですが(笑)、

下の2枚はご夫婦で手入れされているご近所さんのお庭です(@@)。そこだけが

別世界のように明るく輝いており、通りすがりに眺めるのが楽しみなのです。

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聖書に書かれた「奇蹟」について、10年もミッションスクールに通った割にはろくに

理解できないまま卒業してしまいましたが、先日も取り上げたポール・ギャリコの

短編小説「ルドミーラ」を読んで、ヒントを得たような気がしました。

単なる偶然が重なっただけのように見える「奇蹟」の核となるものは、「その実現を

強く願う気持ちや意志」であり、「思いを汲み取り共感してくれる他者との出会い」

なのかもしれない・・。楽園のように美しい庭を見ながらその事を思い出しました。

「ルドミーラ」所収の表題作・「スノーグース」も心に残る名作です(^-^*)。

スノーグース (新潮文庫)

スノーグース (新潮文庫)

  • 作者: ポール ギャリコ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1996/12/24
  • メディア: 文庫


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